あなたが目指すのは“ライフスタイル型?”“専業型?” 農家を目指す人が考えるべき“農業のスタイル”

tracteur by otodo

農家と一口に言っても様々なスタイルがある。これから農家になりたい人は、まずどのような農家をイメージしているのかを整理するためにも、農家の分類を知っておくべきだろう。

まずは農家の定義、「農家とは?」

農家の定義は2種類
①経営耕地面積が10a(1000m2)以上の個人世帯、
②経営耕地面積が10a未満の時は、年間農産物販売金額が15万円以上の個人世帯

 

 

農家の中でも、いくつが括りがある。

販売農家
30a以上または年間の農産物販売金額が50万円以上の農家

自給的農家
販売農家以外の農家

専業農家
全収入を農業収入のみに頼っており、世帯員中に農業以外に就業している兼業従事者のいない農家。

その他にも、第一種兼業農家,第二種兼業農家,主業農家,準主業農家,副業的農家 などの分類がある。

 

あくまでも、この括りは定義上の区分になる。農林水産書の統計データなどでは使われているが、実際に現場で使われることはない。

farmer
farmer / Robert S. Donovan

これから農家になりたい人がイメージするべき農業のカタチ

では、農家になりたい人がイメージする農業の種類は、どんなものがあるのか考えてみたい。基準になるのは「生活スタイルと仕事」のバランスだろう。いくつか上げてみた。

 

【専業農家】全収入を農業収入でまかなっている農家

①農協出荷型【農業80%、生活20%】

主な販売・卸先が農協の農家。大中規模で単一、もしくは季節によって年間2〜5種類くらいを生産するケースが多い。農業に専念できる反面、営業・販売など多角的な活動はほとんどない。
②独自販売型【農業60%、営業・販売20%、生活20%】

農家自らが営業などをして独自の販売ルートを確保している農家。小中規模で多品目を生産する場合が多い。卸先は、直売所や飲食店、小型スーパーなど。農作業だけでなく、販売先の確保が経営を成り立たせるためには必須。

③6次産業型【農業40%、加工・営業・販売40%、生活20%】

生産から加工・販売まで全てを農家がおこなう農家。農産物の生産とレストラン経営、直売所、加工所などを多角的に経営している。

panorama of the henhouse and back garden
panorama of the henhouse and back garden / hardworkinghippy

【ライフスタイル型 農家】専業農家ほど農業生産販売に特化しているわけではなく、むしろ生活の一部に農業を取り入れてるスタイル

①自給自足型【生活100%(農業含む)】

基本的には自給自足の生活。自分たちが食べる米や野菜を栽培して、余った分を販売する場合が多い。食べるものに困ることはないが、どのように必要最低の生活費を確保するのかが課題。

 

②半農半X型【農業40%、その他の職40%、生活20%】

農業と別の職業(X)を組み合せて生活するスタイル。農家×デザイナー、農家×IT系、農家×ライターなど様々な可能性がある。農家になるまでの前職を活かしつつ、農家として生産販売している人は多い。

 

その他にも農家(農業)には様々なスタイルがある。自分が目指すのは、どのような農家だろうか?自分なりの農家のイメージを膨らませてから、農家になるために具体的に行動をし始めたい。

就農経験を書いた書籍や、雑誌、自治体の農業担当に問い合せてもいいかもしれない。なるべく何を“自分の理想”としているのかを把握しておきたい。

きむらゆうきち

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