10/10 八ヶ岳MUSIC&WEATHER『夕焼け空、金曜日の帰り道に聴きたいファンファーレ』

andymori by SigNote Cloud

10月10日 八ヶ岳の天気

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今日は晴れる時間帯も多く、昨日よりも気温が上がりそうです。3連休の入口の金曜日です。明日から休みの人は、もうひと頑張り。連休中も仕事の人は、今日の1曲を聴いて乗り切りましょう!

『5時のサイレン、6時の一番星…1984年生まれによるファンファーレを夕暮れ時に聴きたい』

andymoriは。2007年に結成された3人組のロックバンドです。今までに5枚のアルバムをリリースしていますが、今年の10月15日 日本武道館公演で解散することが決まっています。
この「1984」は、ヴォーカルの小山田壮平が生まれた年から命名された曲です。独特の青臭さと、切ないメロディが忘れられません。自分も4年前に出会ってから、時々思い出しては聴いている楽曲です。
今日の八ヶ岳周辺は、きれいな夕焼けが見えるでしょう。その頃にまた「1984」を再生してもらいたいです。きっと、自分の青春時代を思い出してしまうはずです。

きむらゆうきち


↓下記はandymori/1984をセレクトするのに際して書いた文章です。時間がある時に読んで頂ければ幸いです。

『andymori 「1984」と解散 によせて』

andymoriの楽曲から聴き取れるメッセージは“青春”を含んでいる。気だるい日常、行き先がないような閉鎖感、友の死、すがりたい夢や希望。歌詞が放っているのは、誰もが経験したであろう若かりし日の1ページだ。

andymoriは3人組のロックグループだ。2007年結成。ヴォーカルの小山田壮平は1984年生まれ、今年で30歳になる。彼らはバブルが終わった1990〜2000年代に中高生時代を過ごし、21世紀を音楽業界の最前線で歩んできた。

私がandymoriを知ったのは「ファンファーレと熱狂」が発売された2010年だった。その時も1年前にリリースされていた1stアルバムはロングセラーを続け、新作がリリースされたとの噂も自然と耳に入った。

店頭で流れていた「CITY LIGHTS」のPVを見て、彼らと同じ世代のバンドとは違う何かを感じた。それはセンスの良さや、PVの細部に凝った作りとは違う、共感できる違和感だ。歌われている内容から、自分も体験したことがあるような、他人事ではないような錯覚を覚え、彼らから目を離せなくなった。今でも時々聴きたくなるのは、初めてみたPVで感じた“何か”を思い出したいからなのかもしれない。

もしも“青春感”という感覚があるのならば、他者とのイメージを隔てるのは社会的な要因になるのかもしれない。日米安保、ベルリンの壁崩壊、インターネットの普及、9.11、東日本大震災…。経験した出来ごとや時代背景が“青春”を色付けして、共有できる者とそうでない者とを分けているの可能性は高い。青春というキーワードには、誰しもが抱く懐かしさや不安感などが含まれているが、その感覚は世代によって変わるのかもしれない。

彼らの楽曲は、どの世代に届くのだろうか?リスナーを絞るのが適正だとは思わない。むしろ“青春”というキーワードには、社会的な状況が違ったとしても普遍的な要素が含まれているのではないかと考える。だからこそ、ジャンルは違えど、甲子園は毎年多くの観客を動員し、ジブリのアニメが郷愁を誘い、ドラマでも繰り返し描かれる。これらに年齢は関係ない。

andymoriもまたアリーナ・ツアーのチケットが完売し、ベテランのバイヤーも選んだであろうCDショップ大賞も獲得している。世代を超えて共感できる“青春”の青臭さがandymoriにはある。ただ、時代は移り変わる。社会情勢だけでなく、自分たちも年を重ねていく。

あと5日(10月15日)でバンドは解散する。本当は8月29日で解散するはずだったが、解散ライブのステージ上でもう一度ラストをやることを突如宣言して、10月15日に日本武道館で最後の最後となるライブが開催されることになった。

解散によってandymoriの青春は終わってしまうのか。たしかにバンドとしての活動は終わる。だが、楽曲は残る。青春を纏った多くの歌詞が、切ないメロディとともにCDに収録され、DVDになり、インターネット上で再生され続ける。解散することで、むしろ思い出=青春、本来の青春的な要素が明確になる可能性がある。

現在30歳の彼らが残した楽曲が普遍性を帯びるか否かはこれからの試される。1984年生まれの青春が、どれだけ時代背景を語り、また時代を超えて支持される普遍性を身につけていたのかが分かる。そのスタートは10月15日 最後のステージを終えてからだろう。

andymori offcial site http://andymori.com/

きむらゆうきち

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