本:ecocolo エココロ No.67 (2014 Spring & Summer) 「ブラウン・ライフ」

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ecocolo エココロ No.67 (2014 Spring & Summer) 「ブラウン・ライフ」

ちょうど“つちとて”のコンセプトが固まった頃、エココロで土をテーマにした特集号が発売された。一瞬、「先を越された!」と思ったが、土というテーマは普遍的。焦ることもない。こちらでレビューを書かせてもらうことにした。

農家を取り上げた記事は3つの農園という特集。静岡の無農薬茶、岩手のりんご、岡山の伝統野菜農家が取り上げられている。そのほかには世田谷の空き地で自然栽培をはじめたレポートや旅する八百屋ミコト屋の記事も“小さな農業”目線で面白い。

また、ブラウンライフというネーミングが秀逸。なかなか思いつきそうでつかない名前である。ブラウンは、ずばり土である。一見地味だけど、落ち着く色。土色で繋がる関係を特集している。

土は基本。食を育む場所。私たちと直接つながっている。どんなに離れても実感はある。

今、その実感が薄まっていないか。かなりの速度で。どこの誰がつくったのかもわからない野菜たち。名も無き品々が私たちを囲んでいる。しかし、ないはずはない。雑草という草がないように、品にも一つ一つ作り手がいて、名前がある。

どのように商品と向き合うべきか。これは消費者が考えるべき問題だ。品定めする基準はいかに?我々は日々問われているのかもしれない。

正直、久しぶりに買った雑誌。丁寧につくってあるな。手元に残しておきたいな。素直な読後感が残った。

 きむらゆうきち

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